メディカルダイエットで人気のGLP-1受容体作動薬、リベルサスとオゼンピックですが、副作用についてはどのような違いがあるのでしょうか?
リベルサスは錠剤の飲み薬です。朝起きてコップ半分のお水と一緒に副用します。その後、30分は飲食禁止です。よくある副作用は、吐き気や下痢・便秘などの胃腸の症状です。これらの症状は、飲み続けているうちに気にならなくなることがほとんどですが、症状が強い場合は、一時的に減量するか、服用を中止します。そのほか頭痛やめまいを訴える方もいます。
オゼンピックは週1回、おもに下腹部に皮下注射する薬剤です。胃腸の副作用はリベルサスと同じです。週1回しか打たなくてすむ代わりに、用量調整を間違えると副作用が続きますので、慎重に増量する必要があります。また皮下注射の際に、皮下出血や、まれに注射液の添加物に対してアレルギーを発症して、かゆみや赤みが続く方がいます。その他の副作用はリベルサスと変わりはありません。
基本的にはいずれも副作用の少ないお薬ですが、胆のう・膵臓に病気のある方、甲状腺疾患のある方、開腹手術後の方は、ごくまれに重い副作用が生じる可能性がありますので、処方前に医師とのカウンセリングを十分に行うようにしましょう。なお妊婦や授乳中の方は使用できません。