リベルサスの副作用は?
リベルサスの副作用
リベルサスの主な副作用を下記にまとめました。
- 吐き気、嘔吐
- 下痢、便秘
- 胸焼け
- めまい
副作用が出た人の中では、胃腸に関する症状を訴える方が多いです。
しかし稀に低血糖症状(冷や汗、倦怠感、動悸など)や急性膵炎などの重篤な副作用が出る場合もあるるため、注意が必要です。
急性膵炎(きゅうせいすいえん):膵臓という臓器に急激な炎症が起こり、みぞおちや背中に強い痛みなどが生じる状態
副作用が出た時はどうする?
胃腸障害などの軽い副作用は、薬の服用を続けるうちに改善されていくこともあります。
しかし副作用がつらい場合や重篤な副作用が出た場合は医師にご相談ください。
リベルサスを服用する時の注意点
リベルサスを服用する時の注意点はこちらです。
正しい服用方法を守る
下記の項目をすべて守りましょう。
- 起床時などの空腹時に服用する
- 1日1回の服用回数を守る
- 錠剤を割ったり、噛み砕いたりせずに飲む
- コップ半分の水(約120ml)で飲む
- 服用後、30分経ってから飲食する
- 他の薬を飲む場合も30分後に飲む
保管方法に気をつける
リベルサスは湿気と光の影響を受けやすい薬です。
そのため服用直前に錠剤を取り出して飲むようにしましょう。
リベルサスと他の医療ダイエットの薬を併用するメリット・デメリット
メリット
- リベルサス単剤で使用するよりも高い効果が期待できる
- リベルサス単剤で使用するより減量効果が早く出る
デメリット
- かかる費用が高くなってしまう
- リベルサスだけでなく、併用する薬剤の副作用の心配もある
リベルサスと他の医療ダイエットの薬は併用しても大丈夫?
リベルサスと他の医療ダイエットで使われている薬の併用処方について、下記にまとめました。
- ルセフィ
- ボグリボース
- フォシーガ
- メトホルミン
- エゼチミブ
- オゼンピック
- ビクトーザ
- 防風通聖散(漢方薬)
薬ごとに一つずつ解説していきます。
リベルサスとルセフィは併用しても大丈夫?
ルセフィとはSGLT2阻害薬の1つで、糖尿病の治療薬です。
血液中の糖分の再吸収を抑制し、尿から糖分を排出することで実質的な糖質制限を促す薬です。
ルセフィはリベルサスと比べると体重減少効果は少し控え目ですが、薬の働き方が違うため併用して処方する場合があります。
リベルサスとボグリボースは併用しても大丈夫?
ボグリボースとは糖質の吸収を遅らせることで、インスリン分泌を穏やかにし、太りにくくする薬です。
リベルサスとは薬の働き方が違うため、併用して処方する場合があります。
リベルサスとフォシーガは併用しても大丈夫?
フォシーガとは、ルセフィと同じSGLT2阻害薬の1つで、血液中の糖分の再吸収を抑制し、尿から糖分を排出することで実質的な糖質制限を促す薬です。
ルセフィとよく似た薬ですがルセフィは大正製薬の薬であり、フォシーガはアストラゼネカ株式会社の薬です。
リベルサスとは薬の働き方が違うため、併用して処方する場合があります。
リベルサスとメトホルミンは併用しても大丈夫?
メトホルミンとはインスリン抵抗性を高めることで血糖値の急上昇を抑え、太りにくくする薬です。
リベルサスとは薬の働き方が違うため、併用して処方する場合があります。
リベルサスとエゼチミブは併用しても大丈夫?
エゼチミブとは脂質の代謝を阻害することで、脂質の吸収を低下させます。体重減少効果が示唆されています。
リベルサスとは薬の働き方が違うため、併用して処方する場合があります。
オゼンピックと併用しても大丈夫?リベルサスとの違いも比較
オゼンピックとはGLP-1受容体作動薬のひとつであり、リベルサスのような飲み薬ではなく自己注射を行うタイプの薬です。
リベルサスと同じGLP-1受容体作動薬であるため、どちらかのみの処方になります。
リベルサスとオゼンピックの違いについて比較してみました。
リベルサス | オゼンピック | |
---|---|---|
服用の仕方 | 飲み薬 | 自己注射 |
服用のタイミング | 1日1回、空腹時 | 週に1回 |
価格 | 1ヶ月9,500円〜 | 1ヶ月25,000円〜 |
ビクトーザと併用しても大丈夫?リベルサスとの違いも比較
ビクトーザとはGLP-1受容体作動薬のひとつであり、リベルサスのような飲み薬ではなく自己注射を行うタイプの薬です。
リベルサスと同じGLP-1受容体作動薬であるため、どちらかのみの処方になります。
リベルサスとビクトーザの違いについて比較してみました。
リベルサス | ビクトーザ | |
---|---|---|
服用の仕方 | 飲み薬 | 自己注射 |
服用のタイミング | 1日1回、空腹時 | 1日1回、同時刻(空腹時でなくても良い) |
価格 | 1ヶ月9,500円〜 | 1ヶ月20,000円〜 |
リベルサスと防風通聖散は併用しても大丈夫?
防風通聖散とは漢方薬の一つで、ドラッグストアなどでも手に入る薬です。
一定の脂肪燃焼効果はあるものの、漢方薬とは効果がすぐに表れるものではありません。
防風通聖散が体質に合う場合は、徐々に体重が減ることもあります。
リベルサスと他の薬の飲み合わせについて
リベルサスと併用注意の薬
リベルサスと併用注意の薬は糖尿病用薬とレボチロキシン製剤です。
糖尿病用薬
- ビグアナイド系製剤
- スルホニルウレア剤
- 速効型インスリン分泌促進剤
- α-グルコシダーゼ阻害剤
- チアゾリジン系薬剤
- DPP-4阻害剤
- SGLT2阻害剤
- インスリン製剤
レボチロキシン製剤
レボチロキシン製剤とは甲状腺機能低下症の治療に使われる薬です。
低用量ピルを服用中でもリベルサスを飲んでも大丈夫?
禁忌薬剤ではないため、基本的には低容量ピルの服用中でもリベルサスの服用は可能です。
念のため受診時、医師にピル服用中の旨をお伝えください。
リベルサス服用中にロキソニンを飲んでも大丈夫?
解熱・鎮痛剤であるロキソニンは急な発熱時や痛みが出た時に飲むこともあるでしょう。
リベルサスの禁忌薬剤ではないため、服用可能です。
精神安定剤の服用中でもリベルサスは服用できる?
自殺企図などのある患者様の場合、リベルサスを処方できない場合があります。
個別で医師にご相談ください。
リベルサスを飲み忘れた時はどうする?
飲み忘れに気づいた場合には、その日は飲まずに次の日に1回分を飲みましょう。
決して2回分を一度に飲まないでください。
リベルサスの服用中に飲酒しても大丈夫?
飲酒量の多い方は薬の作用の仕方に影響が出る可能性がありますが、少量の機会飲酒程度であれば問題ないと思われます。
また、飲酒量が多いと体重増加にもつながるため、気をつけましょう。
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